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第2章 すー太郎 いよいよ釣行の巻(前編)

すー太郎の家では、さっそくインターネットを駆使し釣り道具や餌、小物などを調べ購入した釣り道具を確認したり組み立てたりして 夜遅くまで明かりが灯っていました。
何日か経って、いよいよ釣行前夜です。
普段の生活は大雑把なすー太郎では有りましたが、大事な息子にカッコイイ所を見せようと目論むのでありました。えーと、忘れ物は無いかな、なんたって夜中に出発だから今のうちに道具のチェックと荷物の積み込みを済ましておかないとね! 入念に準備を済ましたすー太郎は、午後8時には食事も入浴も済まし寝床へと向かった。電気も消し、うとうとしながら頭の中で、もう一度忘れ物チェック。そして、いまだ未体験の「海の釣り堀」を想像し、一人布団の中でニヤニヤと空想を広げているのであった。楽しい事を考えていると時間の経過は早いものである。ふっと自分が寝ていないことに気付いた時には既に10時を過ぎていました。シッシマッタ!俺はなにをしてるんだ!台所でビールを一気に飲みほし、もう一度トイレを済ませ、布団に戻ったすー太郎はいつもの「おまじない」をすると直ぐ深い眠りについたのであった。「おまじない」とは会社の仕事の段取りを考えることであった。
AM2:30 ジリジリジリー・・・目覚ましが鳴ると同時に目覚めたすー太郎は、立ち上がると同時に服を着、トイレに行きながら歯を磨くという驚くべき段取りの良さで30分後には既に乗車していました。ヘヘッ、いつもこれだけキビキビ動ければ出世出来るのにと思った。すー太郎の車は漆黒の夜道へと静かにすべり出した。最初の交差点で信号待ち、もう一度忘れ物チェックである。さすがに昨夜から何度も調べたので大丈夫・・・・しまったー!ひさ君を忘れたー !いそいでUターンして家まで戻ると、そこには涙で顔がグチャグチャになったひさ君と鬼の形相のテディさんがお弁当を持って立っていました。お待たせ、車の中が冷えてると風邪をひかすからと思ってね 暖気運転してきたよ。 天才的な言い訳であったがテディには通用しなかった
あくまでシラを切りながら、それじゃ行ってくるよ お弁当ありがとねー と言い残し先ほどより速やかに出発したのでありました。


グスン・・・グスン・・・・・・

(すー太郎)いい加減に泣き止みなさい!お前を風邪引かすとあかんから、暖気運転してきたのだと言っただろう。決して忘れていたわけではないぞ!
しかし子供のお前にとってはこんな時間に起きるのは辛いだろう。今日行く「海上釣り堀」までは2時間ほどかかるんだ。お前は今の間に寝ておきなさい。でないと、眠たくて釣りどころではないぞ。
(ひさ君)ところでパパ、今日は何て言うところに行くの?
(すー太郎)ミツヤさん達にいろいろと話を聞いてきてな・・・インターネットでも海上釣り堀というところの情報がたくさん出ているんだ。それでいろいろ迷ったんだが・・・ミツヤさんの「釣り堀ファン倶楽部」からリンクしていた「ぶらっと釣りある記」というHPを見て、三重県の傳八屋というところに決めたよ。このHPにはチャットルームという面白いコーナーがあって、ここに来られる人達に傳八屋のことを詳しく教えてもらったんだ。
(ひさ君)ふーん、パパってインターネットも使いこなせるんだね、かっこいいよ。じゃ僕は寝るね、おやすみなさい・・・(すー太郎が普段アダルトサイトばっかり閲覧していることを知るよしもなく、感心しながら眠りについた)
(すー太郎)おやすみ。あっ、海上釣り堀には釣り餌がおいてないから、途中で餌屋さんに寄るからね。その時に起こすよ!


「おーい ひさ君 起きなさい 餌屋に着いたよ」 ・・・ぐぅー
なーんて 寝顔だけはかわいんだろう 「おーい コチョコチョコチョ」
やっと起きたひさ君 寝ぼけ眼で辺りを見渡し「ここ どこ?」「餌屋さん」すー太郎とひさ君はごった返す餌屋で、インターネットで仕入れた餌情報を基に「アジとエビとえーっと・・ダンゴ下さい」「ダンゴはあっち エビってどっち? ウタセ? シラサ? アジいくつ? お客さーん ちゃんと並んで決めてから言ってよねー」し、しまったー 餌の種類は書いてきたがどの餌がどれだけいるかって覚えてなかったなー ま、いいか 少ない目で・・・
「お兄さん アジいくらで何匹入ってんの? 10匹\1,000- 」
じゃーアジ10匹とウタセエビ 1杯 ちょうだい それとダンゴね
「あいよー! おじさん 入れ物は? ウタセ入れる入れ物よ」
あ、用意してきて 車の中 忘れちゃった 取って来るんで待っててね
(尚、忘れた場合、または用意してなかった時は餌屋さんに大抵活き餌を入れるケースとブクブクも売ってあるので・・・ついでに針やハリス、クッションゴムやサングラスまで忘れた人の為に結構置いてあります。参考までに)
ひさ君を放っておいて車に取りにもどりブクブクのスイッチを入れエビを入れてもらい 他の餌と一緒にさあ出発!と思いきや ひさ君がなにやら変わった餌に興味をしめし「パパ これなに?」と指さす先は赤茶色した大きなミミズ「それマムシだ」「ギャー 噛まれるー」ははは マムシはまむしでも蛇じゃないよ それは少し高いが よく釣れる時があるそうだ じゃ これも買っていくか 「うん なんか うじょうじょして気持ち悪いけど なんだか釣れそう」そういいながら餌屋を後にして もうすぐ海上釣り堀だ もうひさ君のお目目はぱーっちり ワクワク ソワソワ 30分ほどしてようやく目的地に着いた二人はあまりの車と人にビックリ!わーこんなに沢山の人が来るんだー
荷物間違えそうだね しっかり名前書いてきたから人の物と間違えないようにここの軽トラに荷物を積んでっと・・・あ 先に受付済まして来るからね
そう言って事務所へと向かい「2人で予約しているすー太郎ですが・・・」「えーっと すー・・・ あ、これね ハイ 大人1名と
子供さん1名で15,000円ね」「船に乗る順番 向こうで言うから船に乗らんと待っとってよ」はーい!二人は 勇んで歩き出し港へ向かい乗船順に
名前を呼ばれて荷物を持ち船に乗りいざ出船!釣り堀のある筏までは5分位だひさ君も乗り物酔いはするけど これ位なら酔わないね
さー 筏へ到着 名前を呼ばれてから 降りるんだよ 「すー太郎さん ここの筏ね」はーい 筏の上は狭いから 走っちゃだめだよ それに足音たてると
お魚がビックリして警戒するから釣れなくなっちゃうからね
ひさ君にそう言い聞かせ さっそく釣りの準備にかかるすー太郎でした・・・


薄ぼんやりの外灯の下で2人が乗った車が見えなくなるまでテディは佇んでいました。
「おお〜ぅ 寒い! 風邪をひいてしまうわ お家に入りましょう」と一人言を言いながら玄関へ急ぎました。
ところで、すー太郎とひさ君はどこの釣堀にいったのかしら?
テディは聞くのをすっかり忘れていました。
テディの故郷は三重の漁師町。海と聞いただけでも懐かしさがこみ上げてきます。「一緒に行けばよかったかしら・・・」
そんなことを思いながらストーブにあたっていましたら、いつの間にか眠ってしまいました。すると夢の中にすー太郎とひさ君が出てきました。
大きな魚を持っていますよ。 ムニャ ムニャ スー スー・・・
(テディの夢は正夢になるでしょうか?)


筏に上がったすー太郎たちは、釣りの準備を始めた。
「まずはひさ君の竿からだね。インターネットで仕入れた情報をもとに家で出来ることは全部やっておいたから、すぐに釣り始められるよ。ウキと針をつけるだけだ。」
「海上釣り堀というところは、釣らせてもらえる時間が決まっているんだ。だからテキパキと準備をして早く釣るようにしないとだめなんだよ」
「あっ、ひさ君。カバンの中に小さなスカリがあるから、餌屋さんで買ってきたアジをその中に入れておいて!死んでしまうからね。それと凍った餌は解けるように暖かいところに出しておいて」
「さあ、出来たよ。やってごらん。まずは餌をつけるんだ。情報によると、朝一番は仕掛けをはめたらすぐに釣れるらしいぞ」
「うん・・・ウキが立ったら、じっと見ているんだよね」
「そうだ、お魚が餌を食べに来たら、そのウキがモゾモゾと動くんだ。でもすぐにリールを巻いちゃだめだぞ」

バシャバシャ・・・

「パパ、隣のおじいちゃん、おっきな魚釣ったよ。その横の人も・・・」
周りではみんなが魚を釣っているのに、ひさ君にだけはアタリがなかった。
「パパ、みんなお魚釣ってるのに、なんで僕のは釣れないの?」
すー太郎、暫しの沈黙・・・(このままじゃ親父の面目丸潰れだ。一体ここの魚はどないなっとんのじゃーーー!と心の中で叫んでいた。)
「坊や、棚は合うとるんかのぉ」
釣れなくてしょげ返っているひさ君を見兼ねた隣の老人が話し掛けて来られた。
「棚?」老人の声に振り返ったすー太郎が聞き返した。
「そう、棚じゃ。棚とは水面から魚が泳いでいるところまでの深さなんじゃ」
「はあ・・・」
「普通は底から1mくらいに魚がいるんじゃよ、どれちょっと見せてみい」
「駄目ぢゃ。これではせっかく餌を付けても魚に届かん、もっと深くせんとな。ただし、ここは底が網じゃから、深くしすぎると網に引っかかってしまうんじゃよ」
「そうなんですか・・・」
「儂の道糸をよく見てみぃ、1m毎に印がしてあるじゃろ。最近は釣り堀専用に、こんな便利な道糸が売ってるのじゃよ」
「どうも、いろいろとありがとうございました。」
すー太郎は棚を深くして、もう一度ひさ君に竿を渡した。
「これでもう一度やってみろ」
「うん・・・」ひさ君は餌を新しいものに交換し、再び仕掛けを下ろした。
しばらくして・・・「パパ!ウキが動いてるよ」
「おっ、それがアタリだ。」すー太郎が言う。
それを見た隣の老人、またしてもアドバイス。
「まだじゃ、ウキのトップが完全に水の中に入るまで待つのじゃぞ」
・・・・・・「よし今じゃ!竿を思いきりあおるのじゃーーー」
すー太郎がハッとして「これをアワセというんですよね。インターネットで見たとき書いてあったのを思い出しました。」
ひさ君が竿をあおる。「えい!」
グググー・・・竿が曲がって、竿の半分くらいは完全に海の中。
「坊や、駄目じゃ。そんなんじゃ魚に糸を切られてしまうぞい。竿を立てるのじゃ!」
「うーーん・・・立たないよ」ひさ君が必死で竿を立てようとするが、ちょっとやそっとじゃ竿が起きない。
「慌てるでない!ゆっくりじゃ。」・・・「こう?」少しずつ竿が起きてきた。
「その調子じゃ。ある程度竿が立ったら、今度は倒しながらリールを巻くのじゃぞ」
「あっ、それトッピングっていうんですよね」すー太郎が言った。
「バカモン!ポンピングじゃーーー!」0.7秒後に老人が突っ込みを入れる。
「うーーーん・・難しいね」(ひさ君は必死に魚と格闘している)
「その調子じゃ。横に突っ立っとるバカ親と違って坊やには素質があるぞい」
「よーし、魚が見えてきたぞ。お、綺麗な桜色・・・めで鯛ぢゃ」海上釣り堀には、この寒いギャグを言う人が必ずいるが、謎の老人もこの1人であった。
「おい!ぼけっとしとらんでタモを持ってこんかー」
「はい!」っと叫ぶとすー太郎はタモを海中に入れた。
「バカモン!タモで魚を追いまわしてどうする!そんなことをしたら糸を切られて逃げられてしまうぞ。頭の方から掬うのじゃ」
バシャバシャ・・・老人にうなられながらタモ入れ成功!
「やったー!ミツヤ君にもらったのより大きいよ」ひさ君は大喜び。
「よーし、お父さんも釣るぞー」


 すー太郎が生まれて初めての魚釣りなら当然息子のひさ君も始めてである。記念すべき最初の魚はピンクの真鯛であった。最初は息子の初釣果に自分も喜んでいたのであったが、早く自分も釣ってみたい、息子に負けてなるものか! と ニコニコした表情とは裏腹にこころの奥深くでは闘志むきだしのすー太郎であった。ひさ君・自分と順番に仕掛けを投入し、浮きの変化に集中した。ふと、ひさ君の方を見ると、なぜか小刻みに震え顔の表情も少し変であった。そうか思ったより魚の引きが強いんでビックリして放心状態なんだな、少しはカワユイところもあるんだ、ニコッと微笑み 再び浮きの方を見ると 先ほどの老人が オイ、その小僧 小便もらしたんとちゃうか? え!振り替えってひさ君と目が合ったとたん びぇ〜〜ん お父ちゃん 知らない間にパンツが濡れちゃったよー ひぇ〜 どうすりゃいいんだと慌てふためくすー太郎を横目に 老人が言った トイレは筏の広い所に小屋があるじゃろ その中に有るんじゃ バータレが! はよ、パンツ脱いでこっちに来いっ 老人はタオルで作ったフンドシをひさ君に捌かしズボンはそのうち勝手に乾くから我慢するんじゃ。一人で右往左往していたすー太郎は我に返り、おじさん有り難う 私ら今日始めての魚釣りなんです、なにがなんだかサッパリ解らなくてご迷惑おかけしちゃいます。そうか初めてか なるほど それで 魚が引いておるのに知らん顔しておるのじゃな。 ん! 振り返った瞬間 ドボン すー太郎の竿は帰らぬ竿となってしまいました.。


もうー ひさ君のバカバカバカ!お前がおしっこしびってる間にパパの竿に魚が掛かってたじゃないか!あーあ 竿がないよー どうしよう?ひさ君とパパの2本だけしか持ってこなかったじゃないか!
「パパー ごめんなさい。でもおじさんが作ってくれたふんどし 気持ちいいよー まるで海の男だー!」
何言ってんだー!トホホ・・・無邪気な我が子よ 竿がなければ始まらない・・・
と、そこへ先程のおじさん「どうだよかったらわしの竿使ったらええで!予備にいつも2,3本は持ってくるで使いなさい」うぅーなんと嬉しいお言葉。
では、お言葉に甘えて・・・「それから竿の尻の部分にリングがあるじゃろ。そこに電話の線のようなクルクル巻いたそれを付けて・・・そうじゃ そうすりゃさっきみたいに魚に竿ごと持ってかれることはないんじゃ」はい!
そうこうしてる間にまたしてもバカ息子 「パパ 今度はウキがちょっとだけ動いたけどそれから動かないんでリール巻いたら竿がさっきみたい曲がって重いよー!こ、今度は鯨かなー パパー 助けてー」(尚、子供さんは海に転落する恐れがあるためライフジャケットを必ず身に付けて釣りを楽しんで下さい)
よーし 待ってろ!パパが手伝ってやる んー でもこの魚動かないなー
「それはデンパチ釣ったんだ」えぇー そんな魚いるんですか 知らなかった「バカ!親子でバカだな 網に引っかかったんだよ リールをゆるめて手にタオルを巻いて そう糸で手を切らんようにな ほんで思い切って引っ張れ!」でもどうして引っかかるの?さっきウキ下あわせてもらってたのに・・・
「下ではなくひさ君がネット際に竿をやったから潮の加減で海の中では網が揺れるんじゃよ」
はー そんな事もあるんだー 見る物すべてが初体験のすー太郎親子でした。おじさんから借りた竿の仕掛けがやっと出来、餌を付けて再度挑戦。むむむ。ウキがない!おかしいな?「それはウキを付けないで釣るミャク釣りと言うもんじゃ。素人さんにはちと難しいかもしれんが竿先が柔らかいのでじっと竿先を見ておれ!そのうち竿がお辞儀をするから、そうしたら合わせるんじゃよ」は、はい。分かったような顔をして分かってないすー太郎じっと竿先を見つめてるとホントお辞儀した!今かな?もう少しまだかな?
そんな躊躇していると竿先は元に戻った。あれー ゆっくり上げてみると餌がない やっぱりあの時に合わせていればよかったのに・・再度挑戦!もう一度
同じ餌で同じ所をっと・・あ、来た!1,2の3それー おぉー引いてるこれはすごい は、初めてだ!慎重に竿を立てて倒した時にリールを巻いてっと
リールがジリジリ音だして糸が出ていくー 「それがドラグじゃよ魚の力が強いとそうしてドラグを調節して 魚が引いているときは引かせておいて無理矢理リールを巻いたらあかんぞ 弱ってきたら巻いて走ったらゆるめての繰り返しじゃ」やりとりしている間にさっきとは違う色、これはシマアジだ!
「シマアジは口元が柔らかいから無茶してはいかんぞ ゆっくりだよ」はい
おじさんのアドバイス通り慎重にそしてタモ入れはおまかせして バシャバシャ やったー!初めて釣ったぞー パパすごーい
「針を外す時は魚の目をタオルで隠してペンチで針を外しなさい。そうしたら魚は暴れないから、そのタオルごとスカリに入れて」んー出来た!
「鯛は特に気を付けんと歯が鋭いんで噛まれるぞ」「以前針の付いたままの鯛が暴れて指に針が刺さった人がおってのー そりゃー痛そうじゃった。我々も気を付けんと」へぇーそんな人いるんですか。でも刺さったら痛いでしょうね 気を付けようねひさ君
そんな話をしているうちに 向かい側の方が「青やーそっち行ったから竿上げてー」何も知らないひさ君、ウキが見事に沈み、こっちも大きく合わせた。手応えありってな顔でこっちを見てる。でも向かいのおっちゃん大声で「こらー引いたらあかん リールゆるめて!」なんでかな?僕の竿に魚が掛かったんじゃないの?「青物って言ってワラサやカンパチなどは釣られると横へ走るんじゃ!前のおっちゃんに掛かった青がひさ君の糸と絡んでしまったからゆるめないとバラしちゃうよ。さーもっとゆるめて」
(釣り堀でのルールですのでお互い青物が掛かったら譲り合い楽しい釣りを)でっけー あんなの釣れるんだ いやーまいったな・・・


◇◇◇ ミツヤさんの一口メモ ◇◇◇

■エサの準備:冷凍のエサなどはできれば前もって用意して解凍して持って行くのジャ。特に冬場はエサの解凍に時間がかかるゾヨ。

■竿を立てる:竿を立てることによって、竿の弾力を有効に利用して魚の引きをかわすのジャ。竿をのされる即ちリールから魚まで直線に近い角度になると、衝撃はダイレクトにラインにかかるのでラインブレイクし易くなるゾヨ。余所見をしていて竿をのされた場合、ラインを出して竿を立てるのジャ。

■着替え:一枚余分に服を持っていくことは必要ジャが、替えのパンツまで用意するひとはいない!ちびっちゃうのは論外であるゾヨ。

■スカリに入れる:傳八屋のスカリは口が巾着型を貸しているので、魚を入れる際は一度スカリを筏の上に上げなくてはならないのジャ。ここでリリースしてしまうおバカさんが必ずいるので注意することジャ。特に大物は気を付けることジャ。常連はMYスカリを持っておるゾヨ。